ダブルブリッドⅨ

ダブルブリッド〈9〉 (電撃文庫)

ダブルブリッド〈9〉 (電撃文庫)

太一郎と虎司は安藤希の目の前で戦い始める。
が、太一郎は"鬼斬り"の攻撃手段である"枝"を使わず打撃により虎司を追い詰める。
安藤が上手く虎司の盾になった事で九死に一生を得た虎司。
第六課で和解するものの、夕飯の買い物に向かった大田・優樹・未知を"童子斬り"が強襲する。
と、起承転結の承と転の巻でした。
安藤と虎司の和解は良かったな。
それにしても"童子斬り"がますます反則ちっくに。
どうも"鬼斬り"の元である空木と同じ、と言うかオリジナルより効果の薄い"隔離"が使えるとか。
これで"鬼斬り"全般の弱点である『人間との接触』を回避し、アヤカシを文字通り"隔離"する訳ですね。
空木の"隔離"は空木が意識したもの以外全てに作用すると言う『自らを外界と切り離す』能力なんですが、"童子斬り"のそれは『弱点である人間を極力排除し、自らにとって有利な狩り場を作る』能力のようですね。
ラストでは第八巻の冒頭のように優樹が太一郎にボコられて終わり。
第十巻、図書室にあったっけなぁ?